鉄道会社まで萌えキャラ投入…企業における萌えキャラのメリット・デメリット
23歳設定のキャラが萌えキャラかどうかは
判断の分かれる方がいらっしゃるかも知れません。(挨拶)
ITmediaを見ていたら、
新たな萌える会社マスコットさんが
誕生したみたいです。
■東武鉄道に清楚な萌えキャラ「姫宮なな」登場(ITmedia)
まあ、最近は企業が萌えキャラを作るのは珍しくないんですが、
こんな大きな会社がやるのはやっぱりインパクトがあると思います。
(まあ鉄道むすめのようなものもありますが。なんか漫画にもなるみたいですね。)
しかし、このような萌えキャラを企業が使用することには
企業にとってどのような意味があるんでしょうか。
次の2点に集約されるのではないかと考えました。
1.企業又はその商品のイメージキャラに萌えキャラを使うことは
その対象の知名度の低い場合、萌えキャラがネット等で
話題となりやすい性質もあり、低コストでニッチな層にアプローチできる。
⇒メリット「非常にわかりやすいブランドポジショニングを容易に獲得できる。」
2.萌えキャラを使った場合、多くのお客様にとっては「オタク向け」等
のイメージをもたれ、一定以上の売上拡大はむずかしく、逆に
オタク向けという企業・商品ブランドイメージが固定化する。
⇒デメリット「多くの顧客からは敬遠されるポジショニング、つまりオタク臭い。」
ある意味「萌えキャラ」を使うというのは
究極の差別化の手法の一つなのかもしれません。
先ほど2で大企業には萌えキャラは向かない
という旨を書きましたが、
ではなぜ今回東武鉄道の事例が成立したかを考えてみると、、
ななちゃんはあくまで「お客様センターのキャラクター」として
明確に区分され、この会社が提供するもの(鉄道輸送等)には
直接関係がなかったということが萌えキャラ採用にいたった原因ではないかと
考えます。
もちろん中の人のだれかが猛烈にプッシュしたことは
想像に難くありませんがー。
しかしこの提案を会社に採用させるためにどんなプレゼンをしたのか、
大変気になりますね。